准教授の野望を聞いて「あれ?これって見覚えある」って感動した話。

この頃、大学での座学の意味がわからなくなって呆然としてた。

問題意識は1年の頃からあった。先生教えるの下手くね?研究と関係ないじゃん?「この問題はテストに出るので覚えましょう」って、それ大学???みたいな。

だけどサークルやらバイトやら、目先のサムシングに忙殺されててずっとみすごしてきてた。そんで研究室選びやら自己分析やらが流行る年頃になってしまったようで、いざ向かい合ったらまあしんどいしんどい。自分が逃げてきたって現実と何もない雑魚の自分を延々つきつけられる。

 

それで、しんどいって言うのもしんどいので呆然としてた。座学の意味がわからないってツイッターに垂れ流したら、尊敬する先輩から「教授のもとへ行ってみろ、生産者の視点に触れろ」と言われたので、学科の中でいちばん尊敬してる教授のもとへ会いに行ってみた。

 

 メンヘラ扱いされてあしらわれた。

 

にしても、友達、教授など、お互いの意見を交換したいときにもメンヘラをあしらう感じで話されることが多くてしんどい。まあいいや。メンヘラ扱いされる件は別のときにでも書こう。

 

さて、教授からは「心配してないで今はまず勉強しろ!!ガッハッハ」って感じで、(いやもちろん貴重な時間を割いて話をしていただいたことに感謝しかないんだけど)正直自己啓発本的な内容で終わってしまった。ただ、せっかくなら研究室を見学したいと思って准教授に案内していただいた。

 

ここからが話の本題である。

准教授のお話が、まぁ〜〜〜〜面白かった。人間のロマンと情熱に満ちていた。

准教授いわく、教授はかなり勝負強い方のようで、学生に与える研究テーマもホームラン級のものばかり。論文数は少ないけど一本一本が当たるから実績はすごいんだと。

一方准教授はその逆で、分析して着々と成果を出すタイプ。

ただしそれにも理由はある。「自分の研究テーマを持ちたい」ためアカデミアに残ったからこそ教授になって自分の研究室を持ちたいらしい。「今のボスはもう安泰だから成果をだす必要はないんだけどねぇ〜〜、僕は出さないと〜」って。口調はおっとりしてるけど目のギラギラが半端ない。

そんで自分のチームを持って研究されてるんだけど、チームを運営する上でも「この学生は根気がないから短期的な成果を得られる内容をさせよう」とか逆に「こいつは根気があるからホームランを狙わせよう」とか、人を見て、いかにチームの成果を最大化させるか考えながら運営してるとのこと。

 

アツい!!